【TCG】リステトレカ第1弾「稀星学園文化祭」全カードリスト&評価【Lv0編】
お久しぶりです。二郎重忠です。
2022年6月5日、12日に開催されたライブ「Re:ステージ!稀星学園文化祭」、最高でしたね。
僕は昨年初めてリステージに触れたため初のライブ参加となりましたが、大変満足でした。
これまでのオタク人生で触れたライブの中でもトップクラスの完成度と一体感で、
「コンテンツライブとはこうあるべきだ」というものの正解を見せつけられたような気がします。
未だにカナリア→せーので跳べって言ってんの!の衝撃で体が軋んでいますが、そこらへんの話はまたおいおいしていこうと思います。
さて、今回は表題にもある通り、「リステトレカ」についてのカード評価と環境について徹底的に考察していこうと思います。
リステトレカって、何?
そもそもなんなんでしょうか、リステトレカって。
言っておきながら、実は僕もあまりよく理解していません。
順を追って説明します。
先述した「Re:ステージ!稀星学園文化祭」の物販の1グッズ、それがリステップトレカ、
通称リステトレカです。(リスカと略すのはやめましょう)
リステに登場する主要アイドル(KiRaRe,オルタンシア,Stellamaris,TROISANGES,Tetrarkhia)18人が各1種ずつ、
シークレットカードとして今回のライブで初披露された新曲「ちぐはぐメロディ」、「Sin City」を意識した特別ユニットのカードが全2種、計20種のカードが存在します。
値段はランダムに3枚入りで1パック500円(税込)です。
6/5の高尾校公演の時点では、まだルールは制定されておらず、
「なんかカードゲームっぽく遊べそう」くらいの認識でした。
大きく動いたのが6/15、リステ公式Twitterから突如として「リステップトレカ公式ルール」が発表されます。
リステップトレカの公式❔ルール
— Re:ステージ!公式 (@rst_project) 2022年6月15日
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制作時に定めたルールはこちら✨
細かいことは気にせずあそぼう❕
アレンジしたっていいじゃない😋#リステ #リステップ #稀星学園文化祭 pic.twitter.com/CDGKfqw0Qc
ルールを発表しておきながら、「好きなように遊んでいい」と豪語する器のデカさに、リメンバーズ(リステのファン)たちは戦々恐々。
公式が提示するルールでは「1デッキは40枚」とあるので、最低でも14パック7000円、構築ルールの「同名カード4枚以上は使用不可」も考慮するとより多くの金額がかかることになります。
そして、翌日の6/16に公式ルールが更新されます。
初版では「レッスンフェイズにおけるアイドルのレベルアップ」において、
Lv0からLv1を介さずにLv2,Lv3のアイドルに成長できる、ともとれる文章だったのが修正され、「Lv0から成長できるのはLv0かLv1」のように、「成長元と同じか1つ高いLvにしか成長できない」ルールであると明文化されました。
[ver1.0.1]トレカの公式ルール更新❕
— Re:ステージ!公式 (@rst_project) 2022年6月16日
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昨日公開の公式ルールにて『②レッスンフェイズ:アイドルを成長させる』の記載内容がふわふわで意図しない解釈が可能だったため、いい感じのかちかち具合に修正いたしました🙇#リステ #リステップ #稀星学園文化祭 https://t.co/kVMTEB75tJ pic.twitter.com/dzjHvtitLP
本記事では上のトレカの公式ルール[ver1.0.1]に則ってカードプール、環境を考察していきたいと思います。
構築における問題点
で、早速カード評価に入っていこうとも思ったのですが、大前提として、
このカードゲームのプールには致命的な欠陥があります。
それがLv1カードの枚数。
先の項で、アイドルの成長ルールについて触れましたが、このゲームのLvは0~3の4段階に分かれています。
現プールではそれぞれのカードがどのLvなのかを把握しやすいよう、
どのアイドルが何Lvかは、ユニットごとに固定となっています。
で、その分け方というのが
Lv0:Stellamaris,オルタンシア 計5種
Lv1:TROISANGES 計3種
Lv2:Tetrarkhia 計4種
Lv3:KiRaRe ,ちぐはぐメロディ,Sin City 計8種
お分かりいただけたでしょうか
強力なステータスを持つLv2,3のアイドルに進化する前段階で必要なLv1のアイドルが、
現時点で3種しか存在していません。
まだ環境考察は進めていませんが、おそらく構築上トロワ3種12枚を揃えるのがこのゲームを始める上での第1の難関です。
ちなみに僕は天葉2枚、奏3枚、那岐咲2枚の8枚しか揃っていません。
もう終わりだみぃ。
ちなみに本校公演夜の部 開演前にリステトレカ第1弾は物販から売り切れました。
今後再販のお知らせが無い限り、メル〇リなどで高騰するのは間違いありません。
大雑把なルール解説
本記事ではリステトレカのルールの説明については詳しくは行いません。
頑張って上のルールを熟読してください。
ある程度TCGに慣れている方向けに簡単に言うならば、
「ヴァイスシュバルツと(昔の)遊戯王の融合」といったところでしょうか。
「相手の山札にアタック(攻撃)を通して、10回通した方が勝ち」という点は非常にWSに近いです。
WSではアタックフェイズにおいて、相手の山札にダメージを与えにいくか、それとも相手場のキャラを倒して次のターンにアタックされないようにするか、という選択肢があるのですが、
このリステトレカにおいては後者の「盤面を取る」という概念がありません。
要はこちらから相手場に干渉する手段がなく、全ての攻撃が相手山札へのアタックとなります。
そして攻撃が通る・通らないの判定に使われるのが、お互いのセンターアイドルが持つIPP(アイドルポテンシャルポイント)の数値になります。
自分場のIPP合計が相手場のセンターアイドルIPPより下回っていればダメージを与えることすらできません。(一応、センターアイドルはトップからのライブカードで上回れる可能性があります)
ここらへんのやりとりは最初期の生け贄なしで出てくる青眼の白龍が最強だったときの遊戯王感がありますね。
本記事におけるルールの解釈について
公式ルール[ver1.0.1]で若干のルール整備がされてはいますが、
それでも「明記されていない」ことで細かい挙動においてプレイヤーごとに解釈の違いが生まれてしまいます。
本項では現時点での不明なルールを列挙し、「当記事ではこういう裁定である」という仮裁定を用意して次項からカードを評価していきます。
・1ターンに登場できるLv0アイドルの枚数に制限はあるのか。
明記されていませんが、おそらくLv0であるならば制限はないと思われます。
仮に1ターンに1枚しか出せない場合、手札が余りまくります。
オマージュ元となっているであろうWSに準じて、登場枚数は無制限と解釈します。
・センターステージ、サイドステージのアイドルを移動させることはできるのか
先述の「現プールではユニットごとにLvが固定」ということを考えると、センターのアイドルを順々に成長させると最終的にはKiRaReになります。
ですが、ライブカードの手札からの発動条件「センターがテトラルキアの場合~、」を満たそうとした場合、センターがLv3(=KiRaRe)で固定されてしまうと、発動する機会がずっと訪れないことになってしまいます。
オマージュ元となっているであろうWSに準じて、レッスンフェイズ中のみ無制限にアイドルのセンター・サイドを入れ替えることができる。(ただし、センターに置かないということはできない)と解釈します。
ということでお待たせしました。ようやくカード評価です。
とりあえず今日はここまで書くのにも疲れたのでLv0のみ紹介しようと思います。
評価値は10点満点で、大まかな基準としては
0以上5未満:「わざわざ採用するほどではない。好きなアイドルなら入れてもいい」
5以上7未満:「強くも弱くもないが構築上必要」
7以上10以下:「明確に同Lv帯のカードと比べて強みがある。環境なら必須」
といった感じです。
Lv0 アイドルカード一覧(全5種)
身もふたもないことをいうと、Lv0のアイドルの一番の仕事は「Lv1の成長元」になるということなので、性能的には本当に大差ないです。IPPは1000で統一されています。
また、すべてのカードが現状「レッスンカード」にも属しています。
遊戯王で言う魔法カードのようなものです。
式宮碧音[Cheerleader!]
IPP:1000
レッスン:ステージに『ステラマリス』が3人以上いるなら、
ステージのアイドルを1人選び、IPPを+2000する。
評価 5.0 / 10.0
一条瑠夏[Cheerleader!]
IPP:1000
レッスン:ステージに『ステラマリス』が3人以上いるなら、
サイドを2人選び、IPPを+1000する。
評価 5.0 / 10.0
ステラマリスの左側の人岬珊瑚[稀星学園蹴球対抗戦]
IPP:1000
レッスン:ステージに『ステラマリス』が3人以上いるなら、
センターのIPPを+3000する。
評価 5.5 / 10.0
本当に大差ないです。
一応IPP上昇値でいうと珊瑚が一番コスパが良いのですが、なにしろ『ステラマリス』を3人以上ステージに揃えるということ自体再現性が低く、
わざわざステラマリスを場に揃えるくらいなら次ターン以降順当に成長させた方がIPP効率がいいです。
次弾以降でLv2以上のステラマリスが登場したら評価が上がると思います。
伊津村紫[Summer is in the air!]
IPP:1000
レッスン:山札から『伊津村陽花』を1人手札に加える。
評価 6.5/ 10.0
伊津村陽花[Summer is in the air!]
IPP:1000
レッスン:山札から『伊津村紫』を1人手札に加える。
評価 6.5 / 10.0
「萌えタンシア、オル~~~~~~」
お互いにサーチができるという現時点では無二の能力を持っています。
一見強そうに見えますが、レッスンカードの特性上このカードを手札から切って山札から1枚サーチしているだけなので、山札を1枚圧縮しているだけになります。
現状のプールではわざわざこんなことをするより、単に場に出して打点&次ターンの成長元にするのが最もベターな使い方になります。
が、ステラマリスの3人と比べて高く評価しているのには理由があります。
それは圧倒的な将来性の高さ。
ありとあらゆるカードゲームにおいて、「墓地を肥やせる」というのは非常に強く、
特にそれが顕著な遊戯王においては、「墓地は第2の手札」とまで呼ばれています。
手札を減らさずに墓地を肥やせる。それもターン制限なく山札から萌えタンシアがいなくなるまで。
明らかに今後刷られるカードによって化けることが期待できます。
リステトレカにおける墓地、バックステージからアイドルを登場させるカードが出たら、早期の展開手段としてコンボに使われるでしょう。
また、サーチするテキストは「伊津村紫/陽花」としか書かれておらず、[Summer in the air!]である指定がないため、今後Lv1以上のオルタンシアが登場すればそれらをサーチできる非常に汎用性の高いカードとなるでしょう。
とはいえ現時点ではそうしたコンボができないため、必須とまではいかない6.5点としました。
次回はLv1、Lv2のアイドルの評価をしていきます。